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酒銘の由来

天保10年、ときの関白・
鷹司政通公から「白牡丹」を
賜りました。

白牡丹酒造の創業は延宝3(1675)年、島六郎兵衛晴正が「嘉登屋」の屋号で酒造りを始めました。文化・文政時代になると、西条の酒の名が世に知られるようになったようで、食通で知られる蜀山人(太田南畝)が西条に来遊し、嘉登屋の酒を称えた狂歌を残しています。
やがて嘉登屋の名は京の都に届き、五摂家の一つ鷹司家から清酒献上を仰せつかりました。ときの関白であった鷹司政通公は献上酒を高く評価してくださり、天保10(1839)年12月、鷹司家御家紋「牡丹」に因んで「白牡丹」の酒名を賜ったのです。

天保10年、ときの関白・鷹司政通公から「白牡丹」を賜りました。

鷹司政通公が揮毫された命銘額

伝達書

伝達書

一つ 此の度 御殿より
白牡丹の御銘 下され置き候間
以来 入念に酒造致すべき者也

牡丹は、その絢爛たる姿から「百花の王」「富貴花」ともいわれます。鎌倉時代から摂家である鷹司家の御家紋であったように、権威ある家紋として使用が制限されていたとか。「白牡丹」の名に恥じない酒造りに研鑽努力し、酒銘を大切に受け継いでおります。

棟方志功先生が白牡丹のために
ロゴをデザインしてくださいました。

棟方志功先生が白牡丹のためにロゴをデザインしてくださいました。

白牡丹のロゴは、昭和30(1995)年代、先代社長・島 英三と親交のあった棟方志功先生が手掛けられました。「世界のムナカタ」らしさが表れた、味わい深い彫刻文字です。
さらに、「牡丹花」の版画やカラフルな絵画も制作。ロゴと組み合わせて、歴代のラベルに使用しています。

棟方志功先生が白牡丹のためにロゴをデザインしてくださいました。